価格.comは一体どうやって儲けているの

こんにちわ! 齋藤です. 今日は、知っている方には、少々つまらないかもしれませんが、 知らない方には、気になっていたのではないでしょうか? 価格.comは一体どうやって儲けているのか、その秘密に迫る 価格.com を運営するカカクコムの2008年4月~9月の売上高は43億5500万円で、純利益は9億5300万円、 価格.comの月間総ページビューは約5億8761万、月間利用者数は約1489万人(2008年10月31日現在)で、 見た目の割には結構な状況・・・・ 価格.comをひらいて見てわかるのは「広告があるな」ぐらいですが、一体どうやってこれだけの利益を上げているのでしょうか? ということで、「価格.com」の収入源についていろいろと調べてみました. 今回参考にしたのはカカクコムの最新IR資料. この中で価格.comをはじめとするさまざまなサイトについての解説が行われています. まず、カカクコム自体の収益セグメントは大きく分けて2つ、「インターネット・メディア」と「ファイナンス」. このうち、「インターネット・メディア」が「価格.com」をはじめとする一連のネットサービスになります. さらに細かく6つの業務区分に分かれており、これこそが「価格.comは一体どうやって儲けているのか? 」という答えにつながっています. その中でも価格.com関連としてメインと考えられるのは以下の4つ. ■その1: 集客サポート 出店ショップ(小売店)よりクリック数や販売実績に応じた手数料を得ています. つまり、価格.comの場合、ある商品を買おうと思って、送料込みとか在庫の有無とかクチコミの評判とかを加味し、どこの店で買うかを決めてから店名をクリック、その店のネットでの売り場へ移動するために「店の売り場へ行く」をクリックする度にその店から手数料がカカクコムに支払われるというわけ. 要するにクリック課金ですね. ワンクリックあたりいくらかというと、 送客1件当たり18円 (別に基本料金10,500円が必要)だそうです. ほかにも、クリック課金ではなく月額52,500円という固定料金プランなどもあるようです. こうなってくるとライバル店を叩きつぶすために無意味にクリックするケースが出てくるのではないかと思われるのですが、「一定時間内に、同じリンク箇所から、同じユーザーが複数回クリックした場合は、1クリックのみカウントされます」とのことなので、対策は行っているようです. ■その2: 販売サポート サイト経由のパソコン販売およびブロードバンド回線の契約等の実績に応じてメーカーや回線業者等から手数料を得ています. これは価格.comの プロバイダ比較コンテンツ と、パソコンメーカーなどのインターネット直販サイトへの誘導のこと. 以前にどこかのビジネスモデルプランでコレと似たようなものを聞いたのですが、その際、実際にこの手のビジネスを行っている人にどのような感じなのか聞いてみたところ、ブロードバンド回線の契約やパソコン販売のバックマージンによるビジネスというのはいろいろと手続きが煩雑だったり、代理店契約するまでが大変だったり、月間契約ノルマ数があったりするらしく、思っているより甘いものではないとのこと. なかなか大変そうですが、利益はちゃんと出ているとのことでした. ■その3: 情報提供 金融・中古車査定などの見積り・資料請求情報などを事業者へ提供したり、サイトのログデータなどをメーカーやシンクタンクへ販売するといったことも行っています. 蓄積している情報そのものが商品になっているというわけ. ■その4: 広告 バナー、テキスト広告、コンテンツ・検索連動広告などの広告商品の販売のことです. 調べてみたところ、価格.comのトップページ右上にある「プレミアムレクタングル」のバナーが最も高い料金になっており、1週間で160万円となっています. さてさて、これら4つの収益セグメントについて、どれが一番儲かっているのでしょうか? それぞれどれぐらいカカクコムの収益に貢献しているか、以下のグラフで見てみましょう. これは最新のデータである平成21年3月期 第2四半期決算短信の連結業績でも順位的には変わっておらず、売上で見ると、 1位: 販売サポート(32.0%、13億9400万円) 2位: 広告(26.0%、11億3500万円) 3位: 集客サポート(23.5%、10億2600万円) 4位: 情報提供(3.8%、1億6700万円) となっており、これら4つで全売上のざっと85%を占めています. 総務省の調べによると、日本のインターネット利用者は平成19年12月末現在推計で8811万人で、人口普及率は69.0%. さらにネット利用者がさらに増える可能性が高いことを考えると、カカクコムの売上は今後、増加しそうです. ※gigazineより抜粋 うーん. まだまだ、伸びていく可能性がある価格.com. 以前、家電・PC販売のWEB通販をやっていた際は、お客さんもかなり見ていらっしゃいましたので、 そこからかなり増えていると思うと、価格.com恐るべし. . と思ってしまいます. ありがとうございます. 韓国映画界の鬼才、ポン・ジュノ監督の大傑作でもある 『グエムル~漢江の怪物~』 の続編製作がこのたび正式に決定したそうですが、なぜかこの続編は韓国と中国の合作映画になるそうです. しかも監督と脚本は中国のニン・ハオ監督で、映画の舞台も韓国から中国へ移行するそうです. そもそも韓国では歴代No.1の興行成績を記録しながらも日本では全くヒットしなかったこの 『グエムル~漢江の怪物~』 ですが、韓国映画好きや怪獣映画好きには結構ファンがいるという傑作なんですよね. しかも『吠える犬は噛まない』などでのブラックユーモアセンスが素晴らしいポン・ジュノ監督の最高傑作としても認知されている映画だけに、個人的には是非続編もポン・ジュノ監督がメガホンを撮るものだと思っていました. ところがどういう訳か、中国での続編製作. 韓国の映画会社チョンオラムの代表は中国映画の可能性と中国映画市場の未来を考えて中国での製作を決めたようですが、正直 『グエムル~漢江の怪物~』 が大好きな私にはこの選択は失敗に終わるような気がします. というのも 『グエムル~漢江の怪物~』 の面白さは怪獣映画としての魅力だけでなく、政府批判や在韓米軍批判などの要素の他、随所に韓国社会を皮肉るブラックユーモアが満載なんです. ところが中国で製作となると、まず政府批判はできないですし、米軍批判もアメリカ文化批判に代わってしまいそうです. また社会に対する批判に関しても中華思想がある限り、日本人の我々にはどこか中国人の自分勝手な意見にしか見えなくなる気もします. ストーリーも金の亡者になった人々がモンスターの存在を無視することで災難に見舞われるものになるそうですが、麒麟田村さんに代わり「なんだかなぁ~」と言いたくなる感じです. 果たしてどんな映画になるのか楽しみな反面、最近あまりいいニュースを聞かない中国だけにあまり期待しないのが賢明なのかな? とも思う今日この頃です. 深夜らじお@の映画館 は麒麟より野球漫才専門のストリークの方が好きです.