北朝鮮、韓国に「予告なく報復」 体制批判

ソウル=貝瀬秋彦】北朝鮮は19日、韓国の保守系団体が北朝鮮の体制を批判する行事を実施したことに反発し、「予告なく報復する」との通知文を韓国側に送付した. 韓国国防省20日、明らかにした. 国防省によると、通知文は国防委員会政策局書記室の名で送られ、「我々の最高尊厳に対する特大の挑発を繰り返すなら、容赦ない報復行動が予告なく無慈悲に加えられるだろう」と警告した. これに対し、同省は「挑発には断固として反撃する」と返答した. 北朝鮮軍に特異な動きはないという. ◇ 中国外務省の華春瑩副報道局長は20日の定例会見で「中国は朝鮮半島の平和と安定を損ねるいかなる行為にも反対する」と述べ、自制を求めた. 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ(10日、東京・両国国技館)の計量が9日、東京都内のホテルで行われ、チャンピオンの山中慎介(帝拳)は上限の53・5キロ、同級8位のアルベルト・ゲバラ(メキシコ)は53・3キロで、ともに1回でパスした. 5度目の防衛を目指す山中は、計量前に挑戦者の映像を見直してきたと言い、「怖さは感じなかったし、自分の方が強いと思った」と自信たっぷり. 足を使うゲバラの作戦を警戒しつつ「臨機応変にやっていきたい. 強烈な左が見られると思う」と4試合連続のKO勝利に意欲を見せた. 特定秘密保護法案をめぐり自民、公明両党は14日、日本維新の会との修正協議で、特定秘密の指定期間を「原則30年」とする案を示した. みんなの党も同日修正案を発表、民主党も修正案をまとめる予定で調整が本格化する. ただ、与党は、秘密指定の範囲を限定▽指定する秘密そのもののチェック▽指定期間を厳密に区切る――という根幹部分の修正に応じる考えはなく、問題点が解消される可能性は低い. 政府案で、秘密指定期間が通算30年を超え、さらに延長する場合は内閣の承認を必要とするとの部分について、維新の修正案は「30年を経過したときは、直ちに指定を解除する」とした. 自公は「原則」と留保を付け、例外として自衛隊の用いる暗号や情報提供者の氏名などの情報を秘密にし続けることを可能にしたい考えだ. サッカー用品通販 維新が提示した、行政機関による秘密指定が恣意(しい)的なものとならないよう基準などをチェックする機関の設置検討は、受け入れ可能とみて引き続き協議する. 特定秘密の範囲を防衛に関連するものに限定▽特定秘密を指定できる行政機関の長を首相、外相、防衛相に制限、の2点は「法の趣旨に合わない」と難色を示した.