アフガン評議会メンバー殺害 タリバーンと

アフガニスタンで反政府武装勢力タリバーンとの和解を目指す高等和平評議会の中心メンバー、アルサラ・ラフマニ氏が13日、首都カブールで銃で撃たれて死亡した. 地元警察が明らかにした. ラフマニ氏は車で移動中、他の車に乗った人物から撃たれた. AP通信によると、タリバーン報道官は関与を否定した. ラフマニ氏は旧タリバーン政権の幹部だったが、政権崩壊後はタリバーンを離れた. カルザイ大統領から同評議会メンバーに指名され、タリバーンとの交渉を担当していた. 昨年9月には同評議会議長のラバニ元大統領がタリバーンを名乗る自爆犯に暗殺され、カルザイ政権とタリバーンとの本格的な和解交渉は暗礁に乗り上げている. ラフマニ氏の殺害で、今後の和平交渉に影響が出る可能性がある. ルブタン 店舗 (イスラマバード=中野渉).