NYダウ大幅反発、162ドル高 追加緩和

12日のニューヨーク株式市場は、米国での追加緩和期待が高まったことなどを受け、大企業で構成するダウ工業株平均は大幅反発. 終値は、前日より162.57ドル(1.31%)高い1万2573.80ドルで取引を終えた. 19、20両日に開かれる、米国の金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、シカゴ連銀総裁が追加緩和に前向きな姿勢を示したと伝わると、景気が下支えされるという期待感が高まった. また、メキシコで来週開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議では、欧州の政府債務(借金)危機対応で、各国が協調する姿勢がより示されるとの見方も市場に広がり、買い注文につながった. ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数は、前日より33.34ポイント(1.19%)高い2843.07だった. SHOX (ワシントン=畑中徹).